道徳読みは、横山験也先生が考案されました。
3年前に(道徳読みの書籍が発刊される前)にセミナーで教えていただき
実践をしています。
道徳読みは。5つのパートに分かれています。
1、普通に読む(範読する)
2、道徳読み(道徳さがし・道徳みつけ)をする
3、みつけた道徳を発表するor交流する
4、登場人物に通知表を付ける
5、自分を省みる
以上の5つで、道徳読みの授業は構成されています。
今回は、道徳読みの5つのパートの1つ目の普通に読む(範読する)についてです。
私は、毎回の授業で範読(普通に読む)をします。(子どもたちには、道徳みつけをするための教
科書の教材文をコピーしたワークシートを配っておきます。)
分かりにくそうな言葉は、範読しているときに途中で止めて、意味を教えてたり、最後に教え
たりすることもあります。そうすることで、教材にすんなりと気持ちが入るからです。これを
しないと、学力が低い子は、そこで内容が入っていかなくなることが多いからです。
普通に読むこと(範読を聴いて読む)と道徳みつけをすることの回数が重なっていくと、普通に
読んでいるときから、脳にスイッチが入り、道徳脳になって行くのです!
3年前に担任した学級では、すごいことが起きました!
「森のゆうびんやさん」という有名な資料を使った時のことです。普通に読んでいるとき(範
読を聴いているとき)から、子どもたちは道徳脳になり、自然に道徳読みをしていました。
それが分かったのは、範読が終わった後にある男子が、「今日のお話は、良いところしかなか
った。悪いところは、なかったよ。先生!」と言ってきたのです。
私は、面白いと思って間髪いれずに、「どうして」と聴くと、その男子が「先生が読むのを聴いていたのと、プリントを見て、そう思った」と。何人かの子どもも、そう思ったようで、僕も私もという声があがりました。
私は、「すごいね。読んだだけで、そう思えるなんてすごい」とフォローしました。
回数を重ねるだけで、子どもたちがこのように成長したことに、とても感動し泣きそうになり
ました。
私にも変化がありました。『道徳読み』を知った後に、市内の教育研究会で研究会の授業を参
観したときに、授業者が範読しているときに自然と資料を読みながら、道徳みつけを
していたのです!
自然と道徳脳に切り替わるのは『道徳読み』だけだと強く思います!
『道徳読み』を実践されている先生方は、賛同していただけると勝手に思っています。
道徳脳に切り替わることは、とても大切だと思います!
いざという時に、道徳脳に切り替われば悪いことに手を染めなくてよくなるからです。
『道徳読み』を実践されていない先生、是非道徳読みの本やセミナーに参加されて、実践して
いただきたいです。
普通に読むから書き始めました。学級でのエピソードを織り交ぜながら、『道徳読み』の残り
のパーツについても書きます。
拙い実践ですが、紹介させていただきます。
次回は、「道徳みつけ」についてです。
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