制静動堂の理論について

制静動堂の理論」と「道徳読み版制静動堂の理論」について書きました。

Facebookに、「道徳読みを研究する会」というページがあります。

2018年に千葉のK先生と道徳読みの考案者横山験也先生から「制静動堂の理論」について質問

がありました。

①制静動堂のあて字の由来を教えて下さい。どんな意味があるのでしょうか?

②静と動に分けることにより、どんな効果がありそうでしょうか?

①について

①の制静動堂のあて字の由来は、正々堂々から来ています。正々堂々には、正しく整っていて

勢いの盛んなさま。 

正々は正しく整っている様で、堂々は威厳があって立派な様を意味する。 などがあります。

担任している子たちは、昨年度教室から飛び出してしまう子、授業中勝手におしゃべりをして

しまい止めなれない子、支援が必要で低学力な子などがいます。

そこで、学級づくりと授業づくりをしっかりして、正々堂々学ぶ姿、生活している姿を1年間

かけてじっくりと創りあげていこうと思いました。そこで、参加していたセミナーや読んでい

た書籍、自身の実践から、静の活動と動の活動があることに気づきました。そこで整理して、

体系かしたいという思いと、若い先生たちのために手助けをしたいと強く思ったからです。

②について

先程も書かせていただきましたが、教室を飛び出していた子に4月にどうして1年生の時に飛び

出していたのかと聴くと、理由の1つに教室がうるさすぎて、集中できないと言っていまし

た。

静かな時間が少しでも作れれば参加できるのではないかと思い、「静かを制する」ことを考

え、計算タイムを設けたり、漢字の書き取り、道徳みつけなど短い時間で、集中して活動に取

り組めるようにしました。(東京の杉渕先生が実践されていりユニット授業を取り入れていま

す)

静かを制することで、動の活動の時には、子どもたちがもっているパワーを発揮させられると

担任をした4月に直感しました。

静の活動を制し、動の活動で堂々と学習ができれば、静の活動も動の活動も堂々と学習してい

る姿になり、学級が落ち着き、良い方向に変わっていくだろうと仮説を立てました。

動の活動は、立ち歩いて意見交流をしたり、班で計算をしたり、音読をしたりするなどのこと

をするので、騒がしい学級でもこの時は、動きの保障ができ思い切って活動ができると考えて

います。

こうしたことで、4月から7月の1学期間で、少しずつですが、クラスの雰囲気が変わり始めて

います。管理職からもクラスが落ち着いてきています、学級経営がいいですねと言われまし

た。

また、個人面談で、たくさんの保護者から去年に比べて、「クラスが落ち着き、静かな時間が

学習のときにあり安心しました。」や「クラスの様子が劇的に変わって、我が子が集中して楽

しそうに静かな雰囲気のときも、音読しているときの元気な様子のときも、集中して取り組ん

でいる姿が嬉しいです。」という、お言葉もいただいています。

以上のように、お答えしました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次